FX投資家が絶対に注目をしなくてはならない重要な経済指標がいくつかあります。これを知らないとFXで損をしてしまうこともありますので、ぜひ知っておいてくださいね。まずはアメリカの経済指標。
数ある経済指標の中でも注目度が最も高いのが米の雇用統計です。では、雇用統計とはどんなものでしょうか。雇用統計の基本的なこと、実際にFXで投資する際の注意点などは下記の通りです。
米雇用統計とは、失業率と非農業就業者数を中心として小売業就業者数・、製造業就業者・賃金インフレ数・週労働時間の状態を示す平均時給などの10数項目が発表されます。単純に就業者数が増えるということは労働力が必要となった状態で、景気が上向きと判断をされます。労働力の需要が強いということは平均賃金も上昇しやすいためインフレ懸念が台頭してきます。そのようにしてインフレの懸念が高まってきた場合には、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを行い均衡を保とうとします。こうして利上げが行われるこということはドルを保有しているときのスワップが増えますので、基本的にドルが買われる要因となります。
米国の雇用統計は、米労働省によって月初めの金曜日のニューヨークの現地時間の午前8時30分に発表されます。夏時間である時は東京時間で21時30分、冬時間である時は東京時間で22時30分の発表となります。夏時間というのは、4月から10月となっています。冬時間というのは11月から3月の期間です。この時間はFXにおいても非常に値動きが激しくなることもあります。FXトレーディング環境を万全に整えて臨みたいものです。
米雇用統計の発表時刻の1-2分前から、インターバンク市場では価格提示が出来ないほど皆が注目します。ちなみに、インターバンク市場とは、私たち個人投資家が為替売買をする市場ではなく、機関投資家・金融機関が為替売買をする市場です。私たち個人が為替を売買をする市場は、対顧客市場と言います。
米雇用統計の発表の前後は、特に取引量が増加するためFXの取引においてはFX業者にもよりますがスリッページが発生することもあります。アクセスが集中して回線の混雑がひどくなると、場合によってはシステムにログインできない場合や、雇用統計の結果の閲覧もできないこともあります。またこのときにFXで狭いレンジでロスカットや指値を設定している場合は大きく上下に振れることも多いため、簡単に約定してその後逆方向へ持っていかれることも多くなりますので注意も必要です。
またこの雇用統計などの経済指標の大きな動きを利用して行うFX投資方法もあります。具体的には重要な経済指標の発表後に大きく動くので、たとえば発表前のドルの値が90円であったとしたら、90.15円で買い、89.85円で売りとする指値を入れておきます。そうするとどっちに振れても大きく動けば動くだけ儲けられることとなります。ただ一瞬の素早い判断と注文執行が必要となりますので、FX初心者の方は十分にデモトレードなどで練習をしてくださいね。
賞品も獲得できるFXデモトレードで練習すれば,スキルアップ/賞品GETの一石二鳥ですね
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