5回、巨人・小笠原を空振り三振に仕留め、マウンド上でほえる日本ハム先発のダルビッシュ=札幌ドーム(撮影・塩浦孝明)(写真:サンケイスポーツ) 日本シリーズ第2戦(1日、日本ハム4−2巨人、1勝1敗、札幌ドーム)電光掲示板に日本ハムの先発投手が映し出されると、地響きのような大歓声が起きた。そして「頑張れ、頑張れ、ダルビッシュ!!」の大合唱。試合前から球場のボルテージは最高潮に達した。 【写真で見る】ダル&稲葉、投打の柱が日本ハムを引っ張った! エースが帰ってきた。左臀部痛などのため戦線離脱していたダルビッシュが、日本シリーズで42日ぶりに実戦復帰。午後6時16分、1番坂本に146キロの直球を投じた。4球で二飛に打ち取り、松本は遊ゴロ、小笠原はカーブで空振り三振に仕留め、上々の立ち上がりを見せた。 驚異的な回復力で大舞台に間に合わせた。9月20日のオリックス戦で腰の張りを訴え、同23日に出場選手登録を抹消された。楽天とのクライマックスシリーズ第2ステージでは登板できず、本格的な投球練習を再開したのは10月26日。登板に向けて準備を進めてきたものの、この日は“強行先発”だった。 「最初(26日)の投球を見たときは登板に反対した。(回復の程度は)3分の1くらい」と吉井投手コーチ。万全の状態にはほど遠かったが、梨田監督は第2戦でエースを起用することを決めた。右腕も前夜の第1戦を最後まで見届け「やっぱ、投げたいッスね。万全の力なら、それなりの力を発揮できると思う」と意欲満々だった。 “プリンス”からパワーをもらった。2006年まで日本ハムに在籍した新庄剛志氏(37)が始球式で登場。「きょうのお前は世界一、格好いい。痛いそぶりは見せるな。楽しんでやれ」と声をかけられた。 五回二死満塁のピンチで小笠原を空振り三振に仕留めると「よっしゃーっ!!」と雄たけびを上げた。変化球主体の投球ながら、6回7安打2失点。満足そうな表情で残り3回を救援陣に託すと、宮西−金森−武田久が巨人打線を封じて快勝した。 【関連記事】 ・ 日本シリーズ第2戦 試合結果へ ・ 日本ハム・ダル、連敗阻止へ第2戦強行先発! ・ 二岡の古巣撃ちも…日本ハム、初戦ポロリ ・ 札幌ドーム社長、昔はGファン…本心は複雑? ・ 日本ハム・スレッジ、日本S初打席初本塁打
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