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ノムさん終戦…楽天、岩隈投入もダメ押し被弾
「ありがとうノムさん」「辞めないで」…。プロ野球パ・リーグの楽天は24日、クライマックスシリーズ第2ステージで日本ハムに敗退、今季限りで退任する野村克也監督(74)は最後の試合となった。楽天の本拠地、仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)では同日、試合を大型スクリーンで観戦するパブリックビューイング(PV)が行われ、ファンが野村監督にエールを送った。 福島県いわき市から来た渡辺進さん(37)は「ここまで強くしてくれて、ありがとうといいたい。この数日間は夢のようだった。辞めないで、というのが本音」と話した。 宮城県石巻市の会社員、小島文秋さん(30)は、「野村監督には生涯楽天でやってほしかった」と目にうっすらと涙を浮かべた。野球経験はないというが、野村監督のボヤキを通して「プレーの奥深さを学び野球に面白さを知った」。野村イズムを仕事に活用しているといい、「相手の特徴を冷静に分析する。仕事でも心がけています」とも。 野村監督の胴上げを泣きながら見つめていた同県多賀城市の渡辺真由美さん(30)は「楽天の1年目などは球場はガラガラだった。野村監督が強くしてくれた。あと、1、2年で日本一になれるのに、泣ききれない」と目頭を押さえた。 東京都目黒区から応援に駆けつけた、南海時代からの野村ファンという近藤安輝(やすちか)さん(75)は「無名の高校からプロ入りした苦労人で、われわれのヒーロー。退任は残念だが、来年、今年以上の成績が残せるかは微妙。今、辞めるのも最高の男の花道ではないか」と語った。
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