【ニューヨーク時事】週末23日のニューヨーク株式相場は、朝方は米主要ハイテク企業の決算が市場予想を上回る内容だったことから強含んだものの、その後は高値警戒感から利益確定の売りなどが出て急反落、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比109.13ドル安の9972.18ドルと、再び1万ドルの大台を割り込んで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数も10.82ポイント安の2154.47で終わった。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比3766万株減の12億7700万株。 マイクロソフトが朝方発表した7〜9月期決算は減収減益となったものの、1株当たり利益は市場予想を上回った。また、前日引け後に発表されたインターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムの決算も大幅増益だったことから、この日のダウはハイテク株を中心に買いが先行して始まった。 しかしその後は、これまで発表された主要企業決算の大半が良好な内容だったことを受けて、市場では「連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めの時期が早まるのではないか」(大手証券)といった憶測などが浮上、高値警戒感から売りが優勢となって下値を探る展開となった。 米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売件数は季節調整済み年換算で557万戸となり、前月比9.4%増加した。2カ月ぶりのプラスとなったものの、「9月の統計は住宅購入者に対する税還付制度を背景に良好な数字になることは予想されていたことから、株価を下支える材料にはならなかった」(同)もようだ。(続) 【関連ニュース】 ・ 〔ITコラム〕湯川鶴章のデジタルてんこもり ・ 〔マーケット情報〕株と為替の最新市況 ・ 円相場、91円83〜84銭=23日午後5時現在 ・ 15円高の1万0282円99銭=23日の平均株価 ・ 円相場、91円64〜66銭=23日正午現在
via headlines.yahoo.co.jp
最近のコメント