<米GDP>大幅下方修正…景気回復鈍さ裏付け 7〜9月期
【ワシントン斉藤信宏】米商務省が24日発表した09年7〜9月期の米国内総生産(GDP)の実質成長率の改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期(09年4〜6月期)比2.8%増と、先月末に発表した速報値から0.7ポイント低下の大幅下方修正となった。08年4〜6月期以来5四半期ぶりのプラス成長は維持したが、GDPの約7割を占める個人消費が2.9%増(速報値3.4%増)と大幅な下方修正となるなど米景気の回復の鈍さを裏付けた。
米政府による低燃費車への買い替え支援制度に下支えされた耐久財が20.1%増と成長をけん引したが、企業による民間設備投資は4.1%減と低迷した。
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